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 体験的マンションレポート(21)02・8・31

週刊誌によると埼京線の北赤羽以北はマンション
お買い得という話ですが・・実は本当です


●9月6日付の週刊朝日に、
「首都圏マンション駅別買い損・借り得「指数」」という特集記事が出ていて、早速買って読んで見ると、マンションの「PER」指数をいうのを調べて比較するという極めて単純な手法でした。

 「PER」というのは、今年上半期に新築のマンションの平均価格をそのマンションを賃貸で借りたときの家賃で割り返したもの。良く考えると、何年で元を取れるかという計算ですから、私の「体験的マンションレポート」の第1号の記事と同じ計算式を使っているのです。

●この数字が20以上、つまり元を取るのに20年以上かかれば損、それ以下なら得という大雑把な評価です。そこでわが北赤羽駅周辺はと見ると、だいたい18ぐらいの数値が出ています。(図を参照・・「週間朝日」より抜粋)

 まあまあというところでしょうか。一般的には、建設費がそこそこでも、家賃相場が高ければ、価値は上がるということです。

●ところで、我が団地についてこの計算をしてみると、賃貸の家賃は約9から10万円。購入価格は平均1500万円。すると以外にも「PER]指数は13から14と、超優良お買い得物件ということになります。

 その原因を考えて見ると、まず、交通の利便が良いこと(駅から5分)、病院と老人施設が隣にできること、たか大で周辺に緑が多いこと、建物が公団の設計でしっかりしていること、地盤が古代の遺跡が出るほど古く地震にも安全性が高いこと、中古だが7年前に外壁工事を終えて一応修繕が行き届いていること、管理組合が確立していて積立金も潤沢であること。

 最大の弱点は、49・5平米の狭さだが、これも子どもが独立した後の夫婦にとっては、ちょうどよい広さかも。

●このようにマンションの買い得か損かは、色々な要素がありますから、単純なPER指数だけでは判断できないと考えるべきです。ただし、我が団地のように建設して何十年も経ってしまえば、もはやPER指数に、入居している多くの人々の判断した実態が反映されるということになります。

 その結果が週刊誌的に言えば、「超レア物級、優良掘り出し物件」ということになるのですから、これこそ「本物の価値」として誇りにして良いことなのかもしれません。

 これからの時代には、マンションの住環境で何が大切になってくるのか・・・そういった問題を、次回はとり上げたいと思います。


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