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 2010年5月4日におこなった憲法記念日にちなむそねはじめ街頭演説を紹介します

 子どもたちに平和な日本を残すため憲法擁護で力をあわせよう

  ご近所のみなさん、日本共産党の前都議会議員・そねはじめでございます。

きょうはみどりの日ですが、昨日3日の憲法記念日から明日のこどもの日までのゴールデンウイーク終盤をどうおすごしでしょうか。

 みなさん、憲法記念の日に続き、緑の日と子どもの日が続いてやってくるのは、偶然とはいえ、私は決して無意味ではないと思っています。

 日本共産党は、この北区で毎年、憲法記念日とこどもの日にちなんで、戦争放棄をうたった平和憲法を守りぬき、その力で、地球の緑も、子どもたちの未来も守りぬいていこうという決意で、街頭から訴えさせていただいています。

 しばらくの時間、ご協力をお願いします。

●今年は安保改定から五十年

 今年2010年は、かつて自民党政府が、「日本の平和と安全は憲法9条よりも、アメリカの核の傘(核兵器を中心とする軍事戦略)にはいってこそ守られる」として、国民の反対運動を押し切って日米安保条約改定を強行した“60年安保”から、ちょうど半世紀を迎えます。

以来50年の間に、当時には考えられなかった変化が、世界とアジアにおこりました。

●改憲勢力が大幅に衰退・9条擁護が若者の多数に

 いま、憲法9条と安保条約の、どちらが日本の平和を守る力を持っているのか・・。その点で国民の世論は、安保より憲法9条に、大きく軍配を上げつつあるのではないでしょうか。

 この数年、改憲策動の先頭に立ってきた中曽根元首相を会長とする「新憲法制定議員同盟」には、阿部内閣当時150人ちかい衆院議員が参加していましたが、昨年の総選挙でその大半が落選し、今53人に過ぎません。

 改憲を掲げる読売新聞の世論調査でも、昨年ついに初めて憲法改定に反対回答が賛成を上回りました。

最近の朝日新聞の調査でも、9条改定に反対が67%、しかも若い世代ほど9条を守るべきとの回答が多いという結果が出ました。

●安保の弊害がかつてなく明らかに

 一方で安保条約はどうでしょうか。

アメリカが、核兵器を通告なしに持ち込める核密約の発覚や、沖縄の米軍基地問題のように、アメリカにばかり都合のよい、その弊害が誰の目にも明らかになってきました。

 普天間基地問題でも、沖縄県でも移転計画の浮上した鹿児島県徳之島でも、かつてない住民の反対集会が行われ、もう日本のどこにも、普天間基地の危険な海兵隊を受け入れる場所は無いことを、内外に示しました。

ところが、せっかく普天間国外移転を約束して政権交代した民主党政権さえ、沖縄や全国の国民世論について来れない現状です。

●鳩山総理が公約投げ捨てをみずから表明

きょう沖縄を訪問した鳩山総理は、攻撃部隊であるアメリカ海兵隊を「抑止力」だから国外移転や県外全面移転は難しいと言明し、自らの公約を投げすてたことを明らかにしました。

では、それほどアメリカ国内で、日本への不信感が高まっているのでしょうか。

先日開かれた子どもの本・九条の会で講演したアメリカ出身のアーサー・ビナードさんの話ではアメリカのどのテレビや新聞を捜しても、普天間のことも沖縄の基地のことも全く出てこない。アメリカ国民の99%以上が普天間問題の事実さえ知らないので、当然、日本に不信感や不満を持つはずが無い。日本の政府やマスコミが「アメリカの不信感」を気にしているのは、ごく一部の防衛関係者だけの思惑を気にしているに過ぎないということでした。

 みなさん、沖縄県民や日本中の普天間基地返還を願う世論よりも、ほんのひとにぎりの米軍関係者の思惑ばかり優先する内閣では、日本国民の平和と安全は任せられないのではないでしょうか。

 日本の未来を開くためにも、安保よりも憲法9条をしっかり守って、子ども達に残していこうではありませんか。日本共産党はそのために全力をあげます。

●5月14日の演説会にぜひ

 近く、5月14日金曜日、午後6時半から、千駄ケ谷の東京体育館をお借りして、日本共産党演説会を開きます。

 核兵器廃絶を目指していま国連の核拡散防止条約見直し会議に参加している志位和夫委員長をはじめ、夏の参院議員選挙・東京選挙区でお世話になります小池あきら参院議員、比例代表予定候補などが激動の国内外の政治と、日本共産党の奮闘をお話します。お気軽にぜひご参加ください。

 また沖縄や安保条約の実態をはじめ、日本の政治の裏側まで、タブーなく報道している、赤旗新聞をこの機会にぜひお読みください。
 ご協力、ありがとうございました。


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