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 王子五丁目団地での演説原稿(普天間基地問題)

 王子五丁目団地の皆さん、こんにちは。日本共産党です。

 きょうは団地にお住いの皆様に、日本共産党の宣伝と署名のお願いで伺いました。

  みなさん、昨年の総選挙で史上初めての政権交代が実現しましたが、ちょうど8ヶ月たって、政治は前に進んだでしょうか。

 「民主党政権は公約違反ばかりで失望した」「しかし自民・公明政治への逆戻りはこりごり」・・・このようにお思いの方が多いのではないでしょうか。

 日本共産党は「ゆきづまった日本の政治を前向きに打開したい」という皆さんと、しっかり思いを共有してがんばります。

 そのためにも7月の参議院選挙で何としても国会の議席を伸ばせるよう、比例代表では日本共産党を、また3期目の挑戦ではじめて東京選挙区からご支援をお願いする小池あきら参院議員を、どうぞよろしくおねがいします。

 みなさん、民主党政権でいちばんがっかりしたことの一つは、米軍普天間基地の問題ではないでしょうか。

 鳩山内閣は「できれば国外、最低でも県外へ移転」の公約を投げすて、普天間基地「移設先」の沖縄県内たらい回しを提案しました。自民・公明とほとんど変わりません。

普天間基地は住宅密集地のど真ん中にあり、騒音も米兵犯罪も深刻で、アメリカ政府高官でさえ「世界一危険な基地」と認めたものです。

米軍の沖縄占領から65年、ついに噴き出した沖縄の怒りは、誰にもおしとどめることはできません。

9万人の沖縄県民大会や徳之島の圧倒的住民による集会や署名により自治体ぐるみ、島ぐるみで断固反対の意思が示され、「移設先」探しは完全に破綻しました。

 もはや普天間基地を日本のどこにもっていこうとしても、住民の新たな怒りをもたらすだけであることは明瞭です。

ゆいいつの解決の道は、一貫して沖縄県民が求めてきたように、普天間基地の無条件撤去をアメリカ政府に求め、本腰を入れて交渉することではないでしょうか。

日本共産党の志位和夫委員長は、アメリカのルース駐日大使と会談し、さらにニューヨーク・ワシントンを初めて訪問し、米国務省のケインズ・メア日本部長に会見して、沖縄の怒りはもう後戻りできないこと、普天間の米海兵隊は、日本を守る「抑止力」どころかイラク戦争などに真っ先に攻め込む攻撃部隊であり「侵略力」というべきだとズバリ指摘し、自民公明政権との合意にこだわらずアメリカが普天間基地の撤去・返還を決断することしか解決の道は無いと訴えました。

アメリカ政府が、立場の違いはあっても筋の通ったわが党との意見交換を今後も希望するとの態度をとったことはきわめて重要です。

朝日新聞でも、沖縄や日本よりアメリカにばかり気を使う鳩山首相と比べて「(溝は)埋めがたいものがあるが、議論の中で何かが生まれてくるものもあると感じさせる」と論評しています。アメリカにはっきりものが言える政党・日本共産党とご一緒に、沖縄と日本から基地を撤去させるという国民の願いを、実現させていこうではありませんか。




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