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震災レポートNO.4<11−0316>
「岩手の姉と連絡が取れない」と涙ぐみながらの500円玉

●震災翌日の12日から4日連続で被災者救援募金にとりくんでいます。
 「まだ被害の規模も分らないが反応はどうか」ととまどいも抱きながら駅前に立つと、次つぎと若い人が財布を開けて千円札を投じていきます。明らかに非正規労働者と思われる人が大半です。苦しい暮らしだからこその共感でしょうか。胸が熱くなりました。

●14日夕刻の王子駅では、一度通り過ぎたアジア系外国人と思われる女性が再び戻ってきて、銀行の袋からそっと1万円を抜いたのでびっくりしていると、袋ごと残ったほうを募金箱に入れました。
 「こんなにお預かりして大丈夫ですか」と聞くと「大丈夫です」とうなづいて立ち去りました。
 後で数えると14万円入っていました。募金に立っていたのは、私のほかは全員女性の集いに参加した後援会の方がたでしたが、全員目がしらを抑えていました。

●その後すぐに中学生の女の子が、「これをお願いします」といって、おそらく小さい頃から貯めたのであろう大量の1円玉をどさっとビンから空けて行きました。
 写真は、そのとき思わず「重〜い」と叫んだ王子本町のKさんの顔です。

●15日朝、赤羽東口で、のの山区議と募金に立っていると、中年の女性がにじり寄ってきて、「岩手の姉と連絡が取れません。非常連絡とか色々やっても・・・。頑張って下さいね」と500円玉をポトンと入れていきました。
 「必ず現地に届けます」と、野々山さんと二人で深く頭を下げるしかありませんでした。

●16年前の阪神大震災のときも、7年前の三宅島噴火の時も、北区の街頭募金では、驚くほどの方がたが、全く見ず知らずの私たち共産党にカンパを預けてゆくことに、いつも感動させられます。

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