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震災レポートNO.15 <2011・3・31>

各団体の北区への要望やニュースから

●福祉などの各団体のニュースにも、震災や計画停電への対策など、団体以外の方々にも役立ちそうな情報がありましたので、お知らせしておきます
●また北区民商と東京土建組合北支部が、23日に北区長に要望した内容についても紹介します。

《 日本ALS協会東京支部ニュース「JALSA*とうきょう」臨時号より 》

◆ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、全身の筋肉が萎縮して次第に動かなくなり、ある段階から人工呼吸器なしには生きられなくなる病気のため、緊急の停電対策特集が組まれていました。前文には、東京支部長の次のメッセージがありました。

「私は常々申し上げている様に自分の命は自分達で守らなければなりません。こんな時にこそ、地域のホームドクター、訪問看護師、ケアマネ、ヘルパー、そして区市町村の保健師、福祉課の人たちと力を出し合い、緊急なカンファレンスを行い、自分の緊急な体制を作り上げる努力をしてください。 緊急事態では“自分達で動いて何ができるか”が大切です。地域での繋がり、家族の絆が試される時です。」

◆具体的には、人工呼吸器や携帯用吸引機についてのアドバイスが載っていました。 *人工呼吸器、携帯用吸引機のバッテリーを常に充電!

人工呼吸器、携帯要求陰気のバッテリーを常に充電しておいて下さい。自分の人工呼吸器のバッテリーが何時間持つのか、ご存じない方は、人工呼吸器メーカーの担当者、主治医や看護師に確認してください。もし内部バッテリーだけでは3時間持たないという方は、主治医や訪問看護師に支給相談してください。

*携帯用の吸引機をお持ちでない方、携帯用吸引機のバッテリーが切れたとき携帯用の吸引機をお持ちで無い方、また携帯用の吸引機を持っている方でも、吸引機のバッテリーが切れたときのために、電気が無くても使える吸引機代用品を至急準備してください。
1.足踏み式吸引機
 
製品としては足踏み式吸引機が販売されています。手足の操作になれると使いやすく吸引しやすいです。
2.鼻すい器を使う方法
ベビー用品の鼻すい器に吸引カテーテルをつないで吸引します。丹平の「ママ鼻水トッテ」というものだと赤ちゃんの鼻に当てる部分(ノーズピース)をはずすと、そこにそのまま吸引カテーテルがつなげられます。吸い口(マウスピース)から吸いながら吸引してください

3. ペットボトルを利用した吸引機
ボトル吸引機(http://www.youtube.com/watch?v=Q5LyacmjqU0)のペプシネクストのフタに直系6mmの穴をドリルかプラスドライバーを熱して開ける。12Fr以外の吸引カテーテルをお使いの方は、穴のサイズを適当に調整してください。

4. 注射器を使う方法
 注射器(なるべく大きいもの)に吸引カテーテルをつないで吸引します。一番吸引しがたい方法です。

*携帯用吸引器を使う際のポイント!
  携帯用吸引機のバッテリーは、使いっぱなしだと一般的には2030分程度しかもちません。端を吸い取るときだけ電源を入れるようにしましょう。

  アンビューバックはすぐ使えるところに置いておき、また全ての介護者が使えるように練習しておいたほうがよいと思います。

  使い方が分からない方は、主治医か訪問看護師に教えてもらってください。

《 新日本婦人の会北支部 》ニュースより

東日本大震災への義捐金をお願いします

 東日本大震災への義損金をお願いします。
 新婦人中央本部へ送ります。2カ月は続けます。

「新日本婦人の会」〒振替え00150−7-74582

 上記へ直接送られる場合は通信欄に「東日本大震災義援金」と書いてください。

 毛布、すぐ食べられるもの(乾パンなど防災食品)
 今すぐ支部へ
 1週間もすれば今度は余るほどになると思いますので、今すぐお寄せください。自転車又はリヤカーで、取りにもうかがいます。

 生理用品、トイレ用品、電気を使わないストープ、水のいらないシャンプー、タオル・歯ブラシ・歯磨きなど洗面用品、子ども用品(紙オムツ、粉ミルク、離乳食)、高齢者にカイロ・暖かい下着・オムツ

 以上、生活用品は1ケ月ほど集めます。支部へお届け<ださい。
 不明な点は、北支部 TEL3907-3841へ

 5月の平和バザーは原水禁の他に、義損金にもあてます。5月13日までに支部へ不用品をお届けください。こちらは食料品、冬物衣類、汚れた衣類以外は何でも結構です。
 皆さんのあたたかい寄付を心よりお待ちします。

 《 土建組合の区長への要請 》

北区長殿

2011年3月23日
東日本大震災における北区への緊急陳情

東京土建一般労働組合北支部

2007年7月16日の新潟・中越地震は「震度6強・M6・8」の震災範囲で、旧式家屋や寺社仏閣が倒壊した事実がありました。しかし3月11日に起こった東日本大震災では、震源地の東北地方・三陸沖で「震度7・M9・0」と、中越地震をはるかに上回る未曾有の大規模震災となりました。 なかでも、津波被害を中心に甚大な被害が報告されており、現在でも復旧のメドは全く立っていません。
 そしてこの影響で、東北・関東地方を中心に食料・日用品・ガソリンなどの物資供給不足にも見舞われ、日本全国民が緊張のなか毎日を過ごしています。
 また北区内においても、屋根瓦を中心に家屋への被害が相当数出ている模様であり、組合への直接問い合わせも20件を越え、区内組合員からの情報でも屋根修繕の依頼が150件以上入っている状態です。
 つきましては区民の生活を守る点で考えても、緊急措置として被災家屋に対して助成などの検討をしていただきたく、以下陳情します。
1.区内での震災被害を把握し、結果をまとめて下さい。

2.既に機能しているはずの、北区土木課がまとめている「緊急工作隊」の行動を明らかにし、災害家屋への修繕としての当組合との位置づけ・または今後における防災協定の指針を検討して下さい。

3.震災被害家屋に対して、4月より施行されるリフォーム助成「居住あんしん修繕支援事業」の前倒しを検討して下さい。

4.前項の「3」が不可能であれば、何らかの緊急助成を創設して下さい。

5.以上の点を迅速に行なうために、北区予算における予備費の緊急予算組みを検討して下さい。

以上

 《 北区民商による区への要請 》

 北 区 長 殿       2011年3月23日
東日本大震災における北区への緊急陳情
                   北区民主商工会

2011年3月11日に起こった東日本大震災は、国内観測史上最大の「震度7・M9・0」という
未曾有の大規模震災となりました。特に津波による被害は甚大であり、更に福島第1原発で起こった事故と合わせ、復旧のめどが未だ立っておらず、日本全国で先行きへの不安が広がっています。

 北区内においても、家屋への被害が多数報告されており、特に豊島5丁目団地では相当数の住民が深刻な事態に陥っていると聞いております。また、物流障害や燃料不足、物資不足等々により、経済環境も悪化しており、区内中小企業の経営状況も激変しております。

 私たちに寄せられた情報だけでも「工場が傾き、緊急に機械を移動させないと危険な状態だ。」(製造業)「大量の商品が倉庫で割れてしまい大損害だ。」(酒店)など地震による直接の被害だけではなく、「宴会が全てキャンセルになり、300人以上の売り上げ予定が無くなってしまった。このままでは家賃などの固定費さえ払えなくなる。」(飲食店)などの2次被害が広がっており、この状況が続けば多くの中小企業の経営が悪化し、廃業に追い込まれる事業者も続出しかねません。

 国や東京都では、この事態にそれぞれ中小企業者向けの災害復旧融資を創設しましたが、物損に対する羅災証明が必貫なことや、その羅災者との因果関係で事業に支障を来たした事業者に限定されており、急激な売り上げ減など、震災により事業活動が悪化した広範な事業者が活用できる制度となっていません。

 更に北区では住宅課に問い合わせたところ、罹災証明は物損には適用できないという回答があり、中小企業庁で示す適用条件の周知が徹底されておりません。産業振興課からは、現行の制度の範囲では、災害による売り上げ減などの経営悪化に対応することが出来ないという回答でした。

 つきましては、区内中小企業の経営を守る立場から、緊急措置としての災害による経営悪化に対する助成などの検討をしていただきたく、以下陳情します。

@ 区内事業者に対する震災被害を把握し、結果をまとめて下さい。

A建物被害だけではなく、商品などの物損被害にも罹災証明が発行できることの、担当部署への周知徹底をはかってください。

B国に対し、5号認定の全集種適用と緊急経営対策賃金の延長と拡充を要請してください。

E地元金融機関に対し、震災の影響で資金繰りに悩む中小事業者への、住宅ローンや事業資金の返済猶予に積極的に取り組むよう要請してください。同時に融資希望者にも積極的に対応するよう要請してください。

D震災の影響で住民税・国民健康保険の納入が困難になった方に対し、猶予措置を適用し柔軟に対応してください。同時に王子税務署に対しても、同様の対応を行うよう要請してください。

E震災の影響により著しく経営が悪化し、固定費の支払いさえ困難になった区内事業者に対し、北区独自の家賃補助ゃ直貸し融資など、緊急助成制度を創設してください。

F新たに創設される住宅リフォーム助成制度を、震災被害をうけた店舗・事務所・工場などの事業用建物にも適用できるようにしてください。また、予算も増やし、多くの北区民が活用できる制度に変更してください。

           以  上

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