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*98予算委代表−3
住民の反対・同時多発的な建設ラッシュなど
幹線道路の過大な計画を見直せと迫る

 幹線道路建設問題をとり上げたそねはじめ都議は、もともと幅18メートルで計画されていた「調布・保谷線」が幅36メートル・4車線の大型道路に計画変更された問題を追及。

1.この計画変更が、都の言うように地元の要望などではなく、「高環境、高品質」と言いながら都が押しつけたものであること、
2.交通量がここ数年横ばいで、渋滞問題解決は従来計画でも可能であり、幅36メートルもの道路になれば通過交通が増え、新たな環境問題が発生すること、
3.わずか6・1キロメートル区間の工事に1100億円もかかることに地元からも疑問の声が上がっていることを具体的に指摘しました。

 そね氏は「問題なのはこのような大型幹線道路が、最近次々と計画され、同時多発的に進められようとしていること」と強調し、都が実施中の都市計画道路の全事業費が4兆4千億円にものぼると述べて、過大な計画の見直しを要求。西念財務局長は「財政は厳しいが東京における道路整備は遅れており、財政が許すかぎり取り組まなければならない」としながら、従来のテンポでは進められない」との態度をしめしました。

 そね議員は「住民合意も得られない道路事業を、財政が厳しい時期に、なぜ同時にいくつもやらなければならないのか」と批判し、個々にメスを入れてこそ財政立て直しと都民施策充実が両立できることを指摘しました。

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