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日本共産党都議団は2日、アスベスト(石綿)の全面禁止や被害者救済などアスベスト対策について東京都に申し入れました。大橋久雄環境局長らは「問題意識は一致している」とし、「綿密に(アスベスト対策を)やっていきたい」と答えました。 申し入れ内容は、国に対しアスベストの全面禁止などを求めるとともに、都に対しても緊急な対策を求めています。 都に対しては、@全庁的に体制を確立し、「アスベスト対策大綱」を「使用抑制」から「全面禁止」に改めるA都民からの通報に対応するアスベスト110番を開設するB建物解体時のアスベストの被ばくと飛散対策への指導・監視の強化。情報提供や技術提供など中小企業への支援C都内のアスベスト製品の使用や在庫、除去後の廃棄物の実態調査の実施と結果の公表D都民の相談窓口の設置、リーフレットやホームページによる情報提供E都立の学校や施設などでのアスベスト調査の実施と小中学校、保育所などの調査と除去対策への補助の実施―の6項目。 国に対して都が要望すべきこととして、2008年に予定しているアスベスト全面禁止の前倒し実施、健康被害対策、被害者救済、アスベストの追跡調査などアスベスト業界・企業に社会的責任を果たせることなどを求めています。 申し入れに参加したのは、吉田信夫幹事長、曽根はじめ政策調査委員長、大山とも子同副委員長、かち佳代子、河野ゆりえ、小竹ひろ子、たぞえ民夫、村松みえ子の各都議。
日本共産党の北区議団と曽根はじめ都議、野々山研衆院東京12区政策委員長は1日、アスベスト(石綿)含有吹き付け材の除去工事を進めている区立滝野川第四小学校を視察しました。同区では2003年の小中学校調査結果を受けて、03年から05年の3年間で除去工事を進めています。 視察した同校は、天井部分へのアスベスト含有吹き付け材の除去工事を昨年度から今年度にかけて実施。今年度は一階の普通教室や職員室、保健室など四室(260平方b)を除去します。 視察では、区教育委員会の小此木秀夫庶務課長、総務部の横尾政弘営繕課長らが、床をビニールシートで覆い、蛍光灯をはずすなど工事が進む教室や、すでに工事を終えた教室を案内し、これまでの対策の経過や内容などを説明しました。 参加者は、子どもたちの安全を守るためのアスベストの飛散防止対策や飛散状況の確認方法、作業員の安全対策、都・国からの補助などについて質問しました。 横尾営繕課長は、アスベストの空気中飛散量の測定は第三者機関に依頼し、外部に漏れていないことを確認しながら工事を進めると回答。費用については、国・都から補助がなく、区単独で実施していると述べました。 視察には緒方靖夫参院議員の和田雅光秘書も参加。区議団からは、八巻直人、木元良八、本田正則、山崎たい子、相楽淑子の各区議が参加しました。 そねホームへ はじめ通信目次へ はじめ通信D目次へ |