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  はじめ通信・05勝利めざして0106
「平和とくらしまもる歴史的勝利を」

   (年頭の北地区党の会議でのあいさつ)
「新年の街頭宣伝で、都議選への決意を訴えるそねはじめ都議。桐ヶ丘団地にて」

 ●今年は皆さんと共にこの歴史的な都議選を候補者として全力でたたかい、必ず勝利を勝ち取る決意で発言します。

●まちを歩くと、「こんなに年金が削られるとは思ってなかった」「息子の給料から社会保険料など3割も天引きされている」「商店のおかみさんは、恥をしのんでパートに出て働かないと食っていけない」など、怒りが沸騰しつつあります。夏の参議院選までと年末では深刻さがまったくちがうのです。こんな時、その声を受け止められるゆいいつのわが党が前進しないわけに行かないと痛感しています。

●歴史の皮肉というべきか、小泉政権のやり口は、9兆円の大増税を強行したあげく参院選で大敗を喫して自滅した橋本政権に酷似してきた気がします。すでに決定した2兆円の増税。計画されているのは総額7兆円。さらに消費税増税で10数兆円の未曾有の負担が国民を襲う流れです。

 また、全く偶然とはいえ昨年秋の新潟中越地震以来の動きは、95年の阪神大震災後の政治の変化を思い起こさせます。当時、兵庫県と淡路島の党組織は全国の支援を受けて大奮闘し、住民の厚い信頼を勝ち取った。大沢たつみさんの2人区での勝利につながりました。これがまた全国を励まし、小選挙区で当選した96年総選挙、足立・狛江の勝利、97年都議選の26名への躍進、98年の参議院で15名の当選と続く原動力となりました。 国民の苦難と痛みがあるときこそ日本共産党がかけがえのない役割を果たすべきときであり、まさに今がそのときです。

●しかも国の悪政のもとで石原都政は何をしているか・・。

 わが都議団は、昨年来都政の3つのゆがみを追及してきましたが、考えてみれば、第一のゆがみ・福祉の切りすては国の年金・社会保障や介護保険の改悪を5年も前から先取りするものでした。

 第2のゆがみ・「都市再生」の名による大型開発推進は、自治体がどこでも見直しつつある大型公共事業にしがみつくもので、空港とか高速走路、臨海開発など国が出すべき金を代りに出してやって借金を増やし環境を破壊してでも促進しようというもの。

 そして何より憲法改悪・教育の破壊は、石原自身が国を右へ引っ張る急先鋒をつとめています。まさに小泉改革のもっとも悪質な部分を先取りし、支え、後押しするものでした。

 言ってみれば、自治体が悪政の防波堤になるべき大事なときに、石原都政のやることは、迫り来る大増税の大波を前に自ら防波堤を破壊してきたといって過言ではない。

●だからこそ、石原都政に都民の苦しみ・痛みを代表してズバリものを言える日本共産党が、都議会で前進するかどうかは、都政の方向にとどまらず、国の方向にも重大な影響を及ぼさざるを得ないたたかいです。

 しかも具体的に、今年度だけでも約3千億円、来年度も同規模の都税の増収が見込まれています。中味は大企業の史上最高利益の納税分ですが、この5千億円規模の増収をまた大規模開発につぎ込ませるのか、都民のために活用させるのかが問われます。この何分の1かを活用するだけで、介護施設の拡充、子ども医療費無料化の小中生まで拡大、30人学級、学校耐震化百%、個人住宅やマンション耐震補強助成など、様ざまな手立てがうてるのです。

 日本共産党の躍進は、都民のくらしや福祉にとって大きな実利実益につながることも大いに訴えて行きたいと思います。

●私自身、区議から都議へと18年の議員生活でいちばん厳しいたたかいであると同時に、これほど激動する情勢の下で、候補者としてみなさんとともにたたかえることはもっとも誇りある最高の任務です。私も18年間政治家として皆さんに厳しくまた暖かく育てていただいたのは、まさに今年の大激戦を勝ち抜くためにこそあったのだと思います。今まで与えていただいた力の全てを出し尽くしてたたかいぬきたい。そこで足りない力はさらに鍛えなおしていきたい。

 くちはばったいけれど、日本がアメリカと共に戦争の泥沼に足を突っ込み最悪の資本主義国へと転落していくを食い止め、むしろ憲法をいかした政治の流れを創り出して、21世紀にアジアの国々と共に平和と繁栄の歴史を切り開けるのかの大きな分岐点にたって、歴史的な勝利をなんとしてもこじあけたい。

●都民・国民の苦難を乗り越え、くらしと平和を守り抜く政治を実現するため、北区の共産党ここにありという歴史的勝利をつかむよう、ともに奮闘しましょう。」


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