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 はじめ通信・05勝利をめざして5-605

 首都高
 王子線
騒音被害調査を約束
 そね都議、住民と共に首都高速道路公団に要請

  <要望書全文>

 
日本共産党のそねはじめ都議と北区議団、緒方靖夫参院議員事務所は5月31日、住民ともに、首都高王子線の騒音・振動軽減の抜本対策を講じるよう首都高速道路公団に申し入れました。

首都高速道路公団の担当者(手前)に申し入れられる、そね都議
  (右から3人目)=5月31日

 2002年12月の王子線併用開始以降、北区の飛鳥山トンネル出口付近では、高架橋のジョイント部を大型車が通過するたびにドーン、ドーンという大音響と振動が発生、住民から「平穏な生活と安眠が妨げられる」と苦情が相次いでいます。
町会ぐるみで公団や区に改善を要求し、いくつかの対策は講じられたものの、解決に至っていません。

 そね都議らは申し入れで、@専門家を含めた騒音・振動の原因究明と抜本対策の確立A精神的被害も含めた住民の被害アンケート調査の実施Bノージョイント化の最新技術の導入C制振装置の設置など低周波騒音対策D抜本対策までの間の速度規制E吸音装置のついた新型遮音装置を全線にーなどを求めました。

 参加した住民は、「窓を自前で二重サッシにした住民も多い」「この間の対策で被害が軽減した実感はない」「公団は現地に泊り込んで苦しみを実感すべきだ」と訴えました。

 首都公団の吉原忠環境技術課長は、深刻な被害が発生していることを認め、「専門家も入れた騒音被害などの現況把握調査を実施する」と回答。ノージョイント化について委託調査で検討しているとし、速度規制のためオービス設置を警視庁に要請中と説明しました。



  要   望   書
                2005年5月31日
首都高速道路公団御中
             日本共産党緒方靖夫参議院議員
                そねはじめ都議会議員
                北区議会議員 八巻直人
                         山崎たい子


 首都高速道路王子線が平成14年12月25日に供用開始されて以来、王子線沿線住民は高速道路からの騒音、振動に悩まされ続けています。

 特に飛鳥山トンネルから溝田橋までの区間では橋梁のジョイント部を中心に夜間、大型車が通過するたびに地響きと雷が落ちたような音が鳴り響くと共に、家屋のがたつき等により、沿線住民は平穏な生活や睡眠を妨げられております。

 この間、貴公団は橋梁の橋桁の強化やジョイント部の問詰め工法などの対応をしておりますが、住民の実感として全く騒音、振動は改善が図られておりません。

 沿線住民からは重ねて抜本的対備が求められており、以下に速やかな対応をはかっていただくよう強く求めるものです。
                    記

一、飛鳥山トンネルから溝田橋区間の騒音、振動について

@、専門家による原因の調査と抜本的対策の検討を行うこと。

A、平成16年6月に環境省が示した「低周波音問題対応の手引き書」等に基づき、精神的被害も含めて、騒音、振動などの沿線住民の被害状況についてアンケート調査を実施すること。

B、制振装置を設置するなど低周波騒音に対応する対策を講じること。

C、全国の高速道路公団において様々な手法を用いて対応されているノージョイント化について、最新の技術を駆使して実施すること。

D、抜本的対策が行われるまでの期間、走行車両の速度制限を行い、騒音、振動被害の軽減をはかること。

E、堀船地域の遮音壁については排気ガスの拡散を防ぐ役割を考え、上空に排気ガスが排気しないよう滝野川と同等に隙間を狭くするよう改善をはかること。

二、堀船3丁目付近のマンションをはじめとして、王子線沿線全体について、遮音壁の延長や頂部に吸音装置を設ける新型遮音壁の設置、高架裏面吸音板の設置、遮音壁への光触媒など、新たな対策を強化すること。

三、高速道路王子線の本線やランプの沿線で生じている地盤沈下や家屋、マンションの損傷などに対し、現状復帰を原則として充分な対応をはかること。

四、堀船のモニタリングポストの環境測定データを速やかに公表すること。

                                   以  上


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