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はじめ通信・子どもと教育のはた0130

何年かかっても必ず正義の審判が下るまで
性教育を理由に校長職を追われた七生前校長、金崎さんを励ます集会

●1月30日、エデュカス東京を会場に、性教育や学級編制、服務規律などの「不適正」を理由に校長の職を追われた、前七生養護学校長の金崎満氏や、七生養護などでたたかっている先生たちを励ます会を結成するため、全教や都障教組、都内の文化人、性教育の専門家などを呼びかけ人として集会が行われ、265人の参加で成功しました。

●七生養護の性教育への処分問題を扱った日本テレビやTBSのニュース番組と、その直後の知事の記者会見の様子を大きなスクリーンで見た後、養護学校の先生たちで作っているフォルクローレの演奏で、集会の幕が開きました。
 主催者を代表して、全教の石元委員長があいさつ。20年かかって勝利判決を勝ち取った自らの勤評闘争の経験を振り返り、子どもたちの立場に立って頑張ってきた教育への不当な攻撃は、時間はかかっても必ず正義の審判が下ると訴えました。

●水上都障教組副委員長が、昨年7月の都議会での性教育攻撃の質問から今日までの経過を詳しく報告。また今回の不服審査からたたかいを支える弁護団の佐久間弁護士が都教委との論争の焦点を説明しました。「いまの都教委の処分を取り消させる勝利判決を得るのは、決して容易ではないが、しかしたたかいを通じて、全国に教育の現場の実態を知らせ連帯を広げることができれば必ず勝利できる」と述べました。

●いよいよ金崎前校長の決意表明。金崎さんは、自ら障害児の教育内容を懸命に学び、何とか子どもの立場で最良の教育にしようと頑張ってきたこと、そこにつけ込んで、自分らで押し付けた制度のゆがみを全て現場責任になすりつけ、理不尽な処分をかけてきた都教委への限りない憤りを表明。「私の学校経営は、決して間違っていなかったと確信する」と力強く、決意表明を締めくくりました。

●七生養護で頑張っている教員からも決意が述べられ、金崎氏が最後に校長を勤めた板橋養護の教員や養護学校長のOB、七生養護の保護者、などが次々と励ます発言。 最後に私にもマイクが回されましたので、次のようにあいさつしました。
「都議会文教委員会では、少なくとも、4つの会派の議員が、土屋議員の所属する民主党も含めて、都教委のやり方はおかしいと発言するところまで、皆さんのたたかいで追い込んできている。
 私も、この問題を調べる中で、初めて障害児教育の大切さ、また性教育の役割を痛切に学んだ。皆さんといっしょに最後まで頑張りぬきたい。
 同時に、たたかいには時間がかかるという声もあったが、時代の進展の中で、今では事柄の本質が都民や国民に知らされれば、急速に事態を変えられると確信している。ましてや石原知事は2期目に入って、最初は大変な勢いだったが、数少ない公約のうち、「まったく新しい大学を創る」といって都立の4大学をめちゃめちゃにしようとしている問題や、後楽園でもお台場でも失敗した「ギャンブル施設」問題や、「新銀行」など、いずれもゆきづまりを見せ、やりたい放題はできなくなりつつある。
 近くで見ると、最近顔色も冴えない。都民の心が離れていると、彼自身が一番感じているかもしれない。一部ではなく多くのマスコミが石原人気が賞味期限切れになりつつあると報じ始めている。
 1日も早く、石原都政を賞味切れに追い込み、東京の教育に子どもを中心にした本当の学びの場を取り戻すため、ともに力を合わせましょう。私も都議会で、かなり大変な場面もありますが、みなさんとの連帯を確信に頑張りたい。」

●集会は、最後にアピールを採択して終わりました。多くの参加者が、励ます会への加入を申し込んでいました。また、日本テレビやTBS,その他のマスコミも、記者やテレビカメラを構えて熱心に取材しました。
 

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