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はじめ通信・子どもと教育のはた1001

都立学校支部大会でのあいさつから
父母や子どもにいよいよ被害が拡大している石原教育「改革」を、大きな共同の力で打ち破ろう

●10月1日、御茶ノ水で、都立学校の事務職員の支部の大会が開かれ、都議団を代表して参加し、挨拶を行ないました。
 事務職員の組合には、最も早くからリストラの攻撃が行なわれており、いま学校の教員以外の職員は、警備も交通安全も、給食調理も、用務も、削減もしくは、職自体が廃止されるなど、小中学校でも高校でも、ひところの人員の半分近くまで減らされています。
 都立高校では、夜間定時制の専任の職員はもうおらず、夜間の途中時間(午後8時)まで、全日制の職員が交代で残業してしのいでいるのです。また、ほかの職場なら代替ができる、長期の病欠の補充が最近行なわれなくなったということです。
 さらに今、経理部門のアウトソーシング、またはセンター化で人減らしを進める計画も進行中です。
 きびしい攻撃にめげずに、懸命にふんばっている学校事務の職員に対して、激励と共に石原の横暴な都政への巻き返しの大運動を呼びかけました。その要約を紹介します。

●議員になり14年経った2年前にはじめて文教委員になり、自分のかみさんの職場のことを実感もって知るようになった。ありとあらゆる攻撃が学校の子どもたちと教職員を襲っている。たえず周りから監視され続けている厳しい職場実態。
 かみさんは最近夜遅く、私の何倍も疲れて帰ってきて夕食もゆっくりつくって食べることが少ない。バタンキューと寝る。翌朝は奇跡の復活を遂げ、鉄腕アトムのように10万馬力で出動し、夜またぐったりして帰る。そのくりかえしだが、最近、朝の10万馬力が8万馬力ぐらいに落ちてきた。定年までエネルギーが持つのか心配。
 学校の現状を何とかせねばとの思いでがんばっているが、マスコミその他も石原べったりが多く、われわれの思いがなかなか都民に伝わりきれない。知事選もそういう結果だった。

●ところが2期目の石原都政は、さすがにその実態から失速が目立ち、内部に亀裂も広がってきた。
 相変わらず威勢は良いが、攻撃のつじつまが合わなくなってきた。お台場の違法カジノの断念、後楽園競輪復活の頓挫、新銀行も、金融機関や商店街を無視して抵抗に会うなどなど。
 わが党も賛成した銀行課税も密室で勝手に和解して結論だけ押し付ける。ディーゼル対策も、零細なトラック業者など置き去りでひと悶着するなど、都民利益になるはずの政策も、石原の独断専行で逆に難航している。

●そして最たるものが、あの「テロ容認発言」。法治国家の政治家として知事として失格はもちろんだが、最近の知事の最大のメダマだった、「治安対策」そのものに自ら泥を塗る形になった。
 代表質問で、知事が広島から呼んだ竹花治安担当副知事に質問したら、「知事発言と私の仕事は別問題」といいながら「公務員であれ誰であれ、テロ容認発言は許されない」ときっぱり答えたので場内はシーンとなり、石原は苦い顔。

●教育でも、攻撃は全面的で激しいが、石原の思惑通りには進んでいない。
 例えば都立大学は、8月1日に今までの検討をチャラにしていきなり石原の新大学構想をぶち上げたが、学内の猛反発で、いまだに学長予定者を決められない。このままでは学長抜きの構想のまま立ち枯れしかねない。

●七生養護などへの性教育攻撃も、教育内容への行政の介入という、教育基本法の根本を踏みにじる前代未聞の攻撃についに踏み出したかと思ったら、処分した校長への理由書には、性教育問題は一言も入っていなかった。世間には宣伝しながら、法的に負けるのを恐れたのか本人には通告しないという姑息なやり方。あまりに乱暴な、子供や父母の願いなどお構いなしの攻撃に、七生養護はじめ多くの父母が立ち上がりつつある。

●皆さんのたたかいに少しでも役に立てるよう引き続き文教委員会でがんばりたい。またそのためにも、迫り来る総選挙で躍進を果たせるようご支援・ご協力を。
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