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はじめ通信11−0318
国保で誰がいけにえになるのか(その2)
値上げには3つの段階があった

●前回の国保料値上げ問題のレポートで、「2割の世帯の犠牲で、8割にうすくばらまく」という趣旨を述べましたが、私の認識違いでした。深くお詫びいたします。
 じつは、今回の国保料値上げには3つのしくみが一体になっており、前回はそのうちの、「国保料算定方式の変更」についてしか考えていませんでした。(右の図の、茶色の部分)

 ところが、昨年も平均6千円の値上げがあったと同様に、算定方式が変更しなくても、国保料は様ざまな口実をつけて、毎年のように値上げされてきたし、今回もそうした「例年の値上げ分」が、含まれていることが分かりました。
 それによると、値上げの対象者は約38%程度だそうです。
(右図の青い部分)

●さらに、介護保険についても、65歳以上の方は国保料と別に徴収されていますが、40歳から64歳までの方は、勤め先の社会保険料や自営業などの方は国保料の中に含まれて支払わされています。この介護保険料が、年間平均で千円ちょっと値上げになるそうです。
 この対象も加えると、値上げの対象者は、国保加入者の65・8%になることが、区議会の陳情審議の直前にようやく区によって明らかにされました。(右図のオレンジ色の部分)

●「これは値上げ対象は4万世帯以上になるではないか」と気がつき、区民の中に、驚きと怒りが今やっと広がりつつあります。
 私たちは、この事実をできるだけ多くの区民に知らせ、またこれを「区議会に間に合わない」などという理由で、悪名高い”区長の専決処分”で強行しようとしている花川区長や、それを助けるように、区民団体からの「値上げ中止を求める」陳情を、さまざまな理由や言い訳で、不採択にしてしまった、区長与党の自民・公明・民主・社民の各党に厳しく抗議するとともに、区長への、値上げ中止の要請署名にとりくみ始めています。

●皆さんのご協力をよろしくお願いします。

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