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はじめ通信・05勝利めざして0205

介護保険学習会での挨拶

●相野谷さんの話も、ケアマネさんやヘルパーさんの話など大変参考になり、都議団で取り組んでいることがかみ合っていると確信しました。

●まず第1に、国の介護保険見直しはいかに国が出す金を削るかだけで、介護を受ける高齢者を人間扱いしていないのだと痛感しました。実は都議会でパワーリハビリを最初に提案したのは私ですが、こんなことで悪用されるとは驚きました。
 たとえば要介護度1の人に生活支援ヘルパーをやめて「見守り型」のヘルパーにするといいますが、本気で本人にできることはさせて必要最小限の手助けにとどめると言うなら、それにふさわしい専門的な知識と経験が不可欠だと思いますが、おそらくそういう人を雇う賃金は保証されず、生活支援よりさらに下げられるでしょう。
 本当は大事な散歩や対話の時間なども切り捨てられます。ヘルパーさんもまともな賃金が出なければ専門家は育たず介護の質は上がりません。こんな見直しは政治家として絶対許せません。

●家族介護の経験や苦労をきちんと評価して、生かすことも大事だと思います。講習を受けたり試験をパスしなければ介護者として評価しないのでは、せっかくの長期間の介護体験が無駄になる。きちんとふさわしい報酬を出して生かすべきです。

●都議団で検討しているのは老人福祉手当を完全復活とは行かないまでも、要介護度4から5の人に保障する制度です。手当てを切る時、「手当てをもらいたくて本人を寝かせきりにする家族が多い」「本人に使わず生活費に化けている」などと攻撃されました。それなら介護保険でサービスが有料化され、それがネックで介護が受けにくくなっていること、介護度が一応客観的に出ている今こそ医療や介護に必要な費用を軽減するための手当ての役割は明確のはずです。

●東京都がやめてからも他県ではけっこう手当てが残っています。千葉市では年14万円。これでも出せる限度が1万円と言う多くのお年寄りが、より必要なサービスを受けられることになります。ぜひ皆さんと一緒に実現したいと思います。

●桐ヶ丘は都営団地です。都として居住者の4割という高齢化に対策を持つべきではないか。階段の掃除さえままならない状態です。これが将来の日本全体の姿になるなら、桐ヶ丘こそお年寄りが4割も占めていても必要なとき、いつでも駆けつけて介護や手伝いができるセンターを作って24時間体制をとるのは5千所帯の桐ヶ丘なら工夫次第で可能だし、将来の高齢化日本のモデルにしたらすばらしいじゃありませんか。
 是非そうしたことも実現できるよう、これからも都議会で頑張りたい。

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