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はじめ通信7−0730

参議院選挙について中央と北区の開票結果と談話

●きょう、開票が終了した参議院選挙について、中央委員会常任幹部会から、次のような談話が出されました。

一、29日に投・開票が行なわれた参議院選挙で、日本共産党は、比例代表選挙で3議席を獲得しました。
 これは、1議席減の結果ですが、得票数では、前回及び前々回の得票を上回る440万票(7・43%)という地歩を維持することができました。
 選挙区選挙では、議席を獲得することはできませんでしたが、東京、大阪、京都などで得票を増やしました。
 日本共産党に支持をお寄せいただいた有権者の皆さん、風雨や炎天のもと昼夜を分かたず奮闘された後援会員・支持者の皆さん、党員の皆さんに、心から感謝します。

一、参院選の結果全体をみると、自民党が改選議席を27減らし、「常勝」を誇ってきた公明党が4人の現職議員を落選させるなど、安倍内閣、自民・公明予党にきわめてきびしい審判が下されたことがきわだった特徴です。

 これは、有権者が、自民・公明の枠組みでは日本の前途はない、と判断した結果といえます。
 首相や閣僚の個々の失敗や不祥事、年金対応ミスなどにとどまらず、安倍内閣の十カ月が、内政では貧困と格差の拡大、外交では過去の侵略戦争の正当化など自分たちの一方的主張の外交的おしつけなど、悪政を加速させてきたことに対する審判にほかなりません。
 憲法改定を第一の争点に掲げた安倍内閣の挫折は、「戦後レジームからの脱却」をめざす”靖国派”の反動的な野望への痛打となりました。

 日本共産党は、自民・公明政治に対するこの国民的審判のうえで、自公政治に正面から対決する「たしかな野党」として、とくに政治論線で一定の役割を果たしえたことを確信しています。
 年金・福祉、住民税と消費税、貧困とその不安、「政治とカネ」、憲法改定など、全ての問題にわたって、鋭い暴露と追及という点でも、道理ある対案の提示という点でも、日本共産党の論戦は、悪政を追いつめる少なからぬ役割を果たしました。


一、今回の選挙での自公政治に対する国民の審判は、それにかわる政治の方向と中身を探究する新しい時代、新しい政治的プロセスがはじまったことを意味するものです。
 この選挙の結果は、自民・公明の政治にかわる新しい政治はなにか、という問題について、国民の選択が明らかになった、ということではありません。
 国会論戦でも、国政選挙でも、国民の声にこたえる新しい政治とはなにかという問題が、ますますその比重を大きくしてゆくだろうことは、疑いありません。

 新たに迎える政治的激動の時期において、日本共産党の役割はいよいよ重要なものになるでしょう。そうした自覚のもと、日本共産党は、この選挙で掲げた党の公約を実現するために、国会の内外で力をつくします。また、激動する政治に主導的に対応できるよう、政治と理論のうえでも、また組織のうえでも、より強く大きな党を作るために全力をあげて努力するものです。
 そして、新たな国政選挙を迎える次の機会には、政治の本当の改革者の党、新しい政治の建設者の党として、かならず前進・躍進を期す決意です。

●また、北区の開票結果について、日本共産党北地区委員会は、以下の見解を発表しました。


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