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体験的マンションレポート(7)      2001・11・15 

86年からの給配水管の更新、更生工事が終わって
三年後、今度は外壁問題がもちあがりました。


●屋上のへりから落ちたと思われる20センチ位のコンクリートの塊が裏庭で見つかりました。人の通らない場所で幸でしたが、さっそく管理組合で、以前長期修繕計画を作ってくれた建築士にきてもらい、スライドでほかのマンションの落下事故の様子をききました。ちょうど福岡で公団住宅の壁がはがれ落ちて死亡者が出たころで、団地の集会室が埋まりました。

●コンクリートはできてからしばらく経つと、外から雨水の浸透で20から30年で中の鉄筋まで錆がつきはがれてくる。わが団地は軽量コンクリートを使ったため早く落ちる危険があるなど、きびしい話でした。

●管理組合理事長は、今度は大規模だし準備もたいへんだからと実行委員会を作り、私にキャップを頼んできました。安易に引き受けたことで、その後の苦労と勉強の日々が始まりました。

●実行委員会の利点は、熱意のあるメンバーが続けて準備に当たれること。しかし管理組合役員とくに理事長は毎年代わり、「高額の工事は必要ない」と言われると、あくまで理事会の諮問組織にすぎない実行委員会は宙に浮いてしまいます。私もそのため途中一年間空転しました。

●工事の準備で最初に苦労するのが、だれになにを頼んで準備するのが、一番安くて安全かということです。そのくわしい話は、次の回で。


(外壁改修実行委員会体験記その2につづく)

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