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  はじめ通信・05勝利めざして050430
 豊島5丁目団地のダイオキシン問題で、説明会に参加して
 そね はじめ 都議会議員の談話(4/27)

 4月28日都市再生機構に要請
 豊島5丁目団地のダイオキシン類等の土壌汚染問題について

27日午後7時から、としま若葉小体育館で行なわれた、豊島東保育園などでの基準を超え るダイオキシン問題での北区と都市再生機構の説明会に、福島区議とともに参加しま した。

 団地居住者への説明会に出席した都市再生機構の職員。

 北区の説明は、保育園での説明より少し詳しい程度で、とりわけ健康への影響はまだ詳しく解明されていないのに「影響はない」という言葉を使いすぎている印象でした。都市再生機構は、団地内で50箇所ぐらいの地点で測定することを示しましたが、地表の土しか調べようとしていません。
 
● 説明に対して、多くの住民の方から質問が相次ぎました。共通していた不満は、
 
(1)97年ごろからダイオキシンが問題になっていたのに北区や都市再生機構が、化学工場の跡地の豊島5丁目団地について何も調べていなかったこと、

(2) ベトナム戦争の枯葉剤被害や遺伝子異常が言われているのにダイオキシンの毒性を軽く見すぎていること、

(3) 保育園の子どもたちや団地住民のことよりお互いの責任分担や都の意向ばかり気にしていること

(4) 民間企業用地の土壌はすぐ処理が進んだのに、保育園や学校、公園など一般の人が利用する場所の対策に長時間を要してしまうこと、

(5)団地住民や保育園児の健康調査をなかなか約束しないこと、

(6)とりわけ都市再生機構のシートなど緊急対策やサンプル調査のやり方が、北区に比べても中途半端なこと。

(7)説明会での住民意見や区の回答を広く知らせていないこと。などでした。

● 質疑は9時の予定時間を30分延ばしても最後まで質問が相次ぎました。

 私は、ダイオキシンの測定調査が30〜40日間かかることからも、団地全体をエリアにできるだけ多くのポイントで、深さも5メートル以上まで測定箇所を増やして一気に団地全ての汚染状況を地表から地下まで調べきってしまうことが、対策を早める第1歩だと感じました。

 さらに、ダイオキシン類対策特措法にそって本格的に対策を進めるのは当然ですが、同時に、乳幼児が日常過ごす保育園という特別な場所だけでも対策を繰り上げて、お母さんたちの強い要望である園庭の土の入れ替えを行なうべきではないかと思いました。

 わざわざ法律まで作ったのは住民の安全を守るためであって、いつまでも汚染を放置するためではないはずですから。 

 
ダイオキシン関連リンク
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